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竜とそばかすの姫|仮想空間と現実世界の狭間で・・・

見てきたよ!

(わたしの中で)話題の映画、「竜とそばかすの姫」

仮想空間「U(ユー)」の中で、絶大な人気を誇る歌姫「Belle(ベル)」と、嫌われ者の「竜」の物語。

原作・脚本・監督:細田 守

直後の感想は

前半:きれいな映像と音楽の迫力にめちゃワクワク♪

中盤:やや中だるみを感じつつも、スリリングな展開にドキドキ。

後半~エンディング:うーん、スッキリしない強引さを感じてしまいました。

    

現実世界側のストーリーと、仮想空間内でのストーリーがいい意味で乖離していて、あっちの世界はこうだけど、こっちの世界はこうなってて、、、な行ったり来たりな感じは今を反映していてさすがでした。

   

ネット上で幸せそうに見えている人が、みんな本当に幸せなわけじゃないよね、っていう。

  

キラキラした面が、粗暴な面が、その人のすべてじゃない。

表面だけで判断することの脆さや
秩序のために表面だけ整えておくべきという危うさ
を、表現していたように感じました。

    

ぼーっとリラックスして見るには楽しいけれど、細かい設定を考えると色んなギモンが出てきちゃう・・・。これは、単にわたしが細かい人間だからかもですね。

    

ネタバレしてるかもしれない、映画のギモン

(まだ映画を見てない方は、ここから下は見ないでね)

         

・どうしてお友達は鈴ちゃんをあんな風にプロデュースしたかったんだろう?歌えてない期間を考えると大成功を見込めるほどの歌唱力があったとは思えずナゾ。そこまで深く考えず登録させてみたら案外人気が出ちゃったから後付けでマネージャーしてるってこと?なのかな??

・現実世界の友達たちは、どうして鈴ちゃんがベルって分かったんだろう?あんなに違うのに。

・仮想空間の中で、なぜ竜だけあんなに特別扱いなんだろ?専用エリアがあったり、下僕のAIがたくさんいたり。

・最後の展開。音楽と窓の情報だけでそこまでたどり着けるかな?そこまで特徴がある風にも見えなかったけど…。(奇跡というよりマグレ感がすごすぎるので)もう少し証拠となる要素が散りばめてあると自然だった気がするな~。友達たちの推理力の畳み掛けが凄すぎ。この辺はサマーウォーズに近いものを感じました。

・見知らぬ場所に傘もささず1人で行く?友達も大人も誰も一緒に行かないのが不思議でした。信じているとはいえ、あの状況だったら、お父さんがついて行ってあげてもいいのになぁ。

   

などなど思いつつ
映像美と音楽美はやっぱりすごかった。

   

細田監督が惚れ込んだという、中村佳穂さんの歌声は圧巻。

挿入歌でささやくように歌うところは声がかすれかすれで慣れないと聞き取りづらく、不思議な音とリズムでちょっと耳が疲れるから、歌詞の字幕があればすっごく聞きやすかったろうな~とは思う。

   

セクシーで切ない歌声はうっとりクセになる。

   

あ、そうそう。
仮想空間でのクジラは母親を象徴していたように見えましたよ。

竜とそばかすの姫
おもしろさ
 (3.5)
芸術度
 (4.5)
スッキリ度
 (2.5)
オススメ度
 (3.5)

          

公式サイトと音楽

    

テーマソング「U」は何度も聞きたくなっちゃう!

millennium parade & Belle

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