先日参加したセミナーレビューです。 大雨の中、Kちゃんと行ってきました。 「The Power of Touch」セミナー タッチの力。 まず、ネーミングが素敵ですよね 施術の際、必ず「人の体に触れる」ことをしているわたしですが タッチそのものの意味というか力というのは 今までほとんど考えたことはありませんでした。 ゆったりとしたストロークではリラクゼーション効果が高いな。とか 体のこの辺が冷えているから、手をおいて温めておこう。とか 正直その程度で考えていました。 でもこのセミナーでは、手当の意味というか本当のパワーがわかった気がします。 もちろん使いこなせるかどうかは今後の練習によってだと思いますが、、、 まず、一番の発見だったのは ●タッチは双方向のもの、ということ。 たとえば、わたしがAさんの肩に手を触れている時は わたしがAさんにタッチしていると同時に Aさんも肩でわたしにタッチをしている。ということです。 もうひとつの発見は ●受け手もケアに積極的に参加することで その効果が高まる 施術は、する人 から される人 への一方通行のものではないということ。 Aさんは、何かしら改善したいことがあってケアを受ける訳ですが ただ横たわって、わたしに一方的にされるがままになるのではなく ケアに積極的に参加することで、その改善の力がより高まるということですね。 これはセミナー中のワークで実際に体験しました。 受け手側が、体の内側に意識を向けて 「今、自分がどういう状態なのか」 痛いところや気になる部分を意識して 体の内側からも積極的にケアに参加すると 施術者側は、ただその部分に手を置いているだけで、プラスの効果が表れるといことです。 ワークの時は、わたしが施術する側、Kちゃんが受ける側でした。 わたしはKちゃんの両足の付け根の外側(大転子のあたり)に手を当てていたんですが、ワーク後に聞くと筋肉痛の痛みがだいぶ和らいだ。とのことでした。 もんだりさすったりしていません。 数分間、手を当てていただけです。(ちょっとだけタッピングはしましたけど) もちろんこれはエネルギーワークでもないです。 主に受け手の意識が変わっただけなんです。 通常、痛みや不調があると 逆にそこをあまり意識しないように 外に外に意識を持っていくと思うんですが いまある体の状態に素直に向き合って、カラダを感じる事で とてもよい効果が出るんだな、ということが分かりました。 施術を受ける側の方には ケア中にぐっすり眠ることを楽しみにしている方もいるかもしれませんが ちょっとだけ我慢して起きていただいて 施術者の手の動きや、自分の体の状態に、内側から意識して ゆっくり呼吸をしていただく事で 今までより短時間で状態の改善がみられるようになると思いますよ。 コレ、いまわたしがケアさせていただいてる皆さんに 体感してほしいなぁと思いました。 次の出張ケア時に、できる限り伝えてやってみます で、やってみてどうだったかもブログでお伝えできたらと思います。 そうそう、セミナー後の懇親会では 講師の方にわたしがいま不調を感じている “ 鼻 ” に対して 直接セッションをしていただいたのですが(1~2分間) とたんに呼吸が楽になったんですよっ ほんとすごいです。 ここからは私見ですが これって脳の力も関係してると思うんです。 脳が「痛い」と感じるから「痛くなる」 ということは脳が「痛い」と感じなければ、その部分は痛くない、ってヤツです。 (麻酔で麻痺させるのとは別ですよー) ホルモン分泌も自律神経のバランスも、すべては脳が関係していますしね。 ああ、体って本当に奥が深い。 そんなことを学べた一日でした。
AD