よく勘違いされるのですが
算命学は統計学ではありません。
と言っても、わたし自身学び始めの頃にそんな風に勘違いをしていた時はありました。
また現在もSNS等で「統計学です」とおっしゃっている方もおられますね。
他の占いは分かりませんが
少なくとも算命学は統計学ではありません。
算命学は自然思想から生まれた学問です。
いうなれば自然学・自然分析学ですね。
自然の法則って、つまりは原理原則でもあるので、哲学というところもあります。
元々は日々を丁寧に観察して、自然を読み解くための技法として発展してきました。
自然そのものから意味を見出してきたのです。
自然の法則を読み解く中で、陰と陽に分けたり、木・火・土・金・水の五行に分けたり、季節で分けたり、時間で分けたり、強弱で分けたりして分析していったのです。
ではなぜ、「それが人間の占いに使えるのか」というと人間も自然の一部と考えているから。自然の法則が、そのまま人にも当てはまる という見方をしています。
なので、占いをする時も
〇〇タイプだからこうですね、
◇◇が出てるからこうですね、という当てはめだけでなく
そのご相談・お悩みの内容を正しく自然法則に分類できれば生年月日を見なくても答えが出せたりもするんです。
自然の流れを読むので
今がAだと仮定すると、次にBになるよね、ということが読めちゃうんですね。
(これが「算命学って占いなんですか?占いじゃないんですよね?」と言われる理由でもあるのですが。
占いでもあるし、占いを越えたものでもあるし、という感じです)
繰り返しますが、算命学は統計学ではないのです。
算命学を日本に広めた髙尾学館でも朱学院でもそのような表記・発言はありません。
おそらく『占い』という分野や用語を嫌う人に向けて、納得性・独自性を持たせるために『統計学』という単語を使い出したのではないかな?と思っています。